山岳コーヒーからはじまる、人と自然の笑顔のある暮らし
Sharing forest coffee
辛くて美味しい料理、エレファントキャンプや水色の海に囲まれたリゾート地として有名な東南アジアの国タイですが、北部の山岳地帯には、“山岳民族”と呼ばれる元々は狩猟農耕生活していた人々が、今もなお暮らしています。
タイには、カレン族、モン族、アカ族、リス族、ラフ族、ミエン族などの山岳民族たちが、人口300人~600人ほどの村を山岳エリアに形成し、タイの低地の人々とは全く異なる言語、民族衣装、慣習、信仰、道徳等の共通した文化によって民族同士が繋がっています。
しかし現在、タイの近代化や世界のグローバル化の影響によって、彼らの昔ながらの生活様式が変化し、様々な問題を抱えています。山岳で生活しているがために、タイ国籍とその他の権利が得られておらず、農地が制限され、経済的な貧困に陥り、子どもたちの教育や教育を受ける機会の不足、ドラックの乱用と違法売買、伝統文化の衰退やコミュニティーの結束力の虚弱化などの様々な問題が複雑に絡み合っています。
そこで、これらの彼らを取り囲む問題を解決するため、Sharingは、タイの最北部チェンライ県の山岳エリアで生活する山岳民族 “アカ族” と共に立ち上がりました。
麻薬の原料となるケシに代わる作物として、そして経済的な貧困から抜け出す換金作物として、子どもたちに教育を受ける機会を提供するため、高地での栽培に適したアラビカ種のコーヒー豆の生産が始まっています。タイ・チェンライの森を守りながら、自然と共に生きる山岳民族 “アカ族” たちが、無農薬で化学肥料の使用をできるだけ控え、心を込めて大切に育てたコーヒー豆を日本の皆さんにも届きますように。
タイの山岳コーヒーからはじまる、人と自然の笑顔のある暮らしをあなたへ、そしてあなたから大切な人へも届きますように。
“Sharing” では、現地でのボランティアや農業体験、ホームステイ希望者などを募集しています。